~ 雅楽 笙 譜面 二冊 ~笙の古譜です。万治2年、林廣勤(ひろかつ)の笙(箱書きより)に付随していました。調べてみると、万治には廣勤は存在していないようですが、定かではありません。どちらにせよ、明治選定譜以前、江戸期のものに間違いありません。煤竹の笙と同じ箱に入っていたせいか、一切の虫食いがありません。笙の箱と分けた際に、新たに桐箱を新調しました。 今はない曲や現代と違うフレーズが見られ、研究されているかたにとっては興味深い逸品となることでしょう。楽家楽家で譜面内容が違っていたのを明治時代に統一したと聞きます。 江戸時代において紙(和紙)は大変貴重なもので、かつ現代のような印刷技術はない為、一筆一筆丁寧に書かれています。また、こちらは代々楽家に伝わる譜面ではなく、練習譜と思われます。笙の箱にぴったり収まり、持ち運んでいたもののようです。楽家に伝わる楽譜は門外不出で、その家の宝ですが、練習譜は持ち運ばれ、使い込まれてボロボロ、もしくは虫食いだらけのものがほとんどで、何を書いてあるのかわからないものが多く、痛みなく残っているのは、奇跡に近いものがあります。 二冊の他にメモ帳のようなものが一冊あります。雅楽器店ではもちろん売っていませんし、古書店でもないと思います。 以上、主観も含め疑念を持たれた方は、購入をお控え下さいませ。NC.NRで、くれぐれも自己責任でお願いいたします。
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > 楽器/器材 > 和楽器 |
商品の状態 | やや傷や汚れあり |