先のとがったシャープな楕円の形はマルキーズドリングと呼ばれフランスで長年好まれるデザインです。18世紀にかのポンパドール侯爵夫人(マルキーズ・ド・ポンパド-ル)がとても好んだ形であったことがその呼称の由来だそうです。そしてこの繊細で美しい指輪は、1902年以降1930年頃までにフランスで製造されたアンティークリングです。金属はすべて18金でダイヤモンドがセッティングされた部分はホワイトゴールド、そのほかはピンクがかったゴールドで二色使いになっています。表面にホワイトゴールドが使われることで、よりフランスらしくスタイリッシュでエレガントな雰囲気になっています。真ん中に赤く濃いピンク色の石、その周りにローズカットのダイヤモンドが18石セッティングされています。購入したディーラーの話では真ん中のピンクの宝石は合成石のルビーとのことでした。1902年にフランスで初めて天然石と同じ成分を結晶させた合成ルビーが商業的に製造されるようになったそうです。ルビーを取り囲むダイヤモンドはもちろん天然で、きらめきが優しく妖艶なローズカットのダイヤモンドであることから歴史を感じます。指にはめると心が華やぐような美しいこのリング、全体の造りも精巧でしっかりしたお品物です。お写真でご確認ください。フランス製で18金であることを示す『イーグルヘッド(鷲の頭)』の刻印がきっちりとあります。■ 商品の状態:金属部分全体に使用されたことによる経年の小傷があります。肉眼で見る分には傷は目立ちません。■ リングサイズ:12号 ■マルキーズ部分の大きさ:縦20mm×横8mm■素材:18金,模造ルビー1石 ダイヤモンド18石■時代:1902年以降から1930年頃の間 ※時代はデザインやつくりから推測しております。気になることがあればご質問ください。どうぞよろしくお願いいたします。※お詫び※以前掲載したときには同商品を勉強不足で1900年前後に製造されたものと記載していました。正確には今回の記載通り1902年以降に製造されたものです。訂正してお詫びもうし上げます。
商品の情報
カテゴリー | レディース > アクセサリー > リング |
商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |