古信楽大壺 桃山~江戸初期「日本人は信楽と李朝で死ねる」ということばが骨董マニアの間にあります。 これは死ねるほど日本人の骨董マニアは信楽と李朝を愛するということをあらわ しているのでしょう。信楽焼きの始まりは諸説ありますが8世紀頃の須 恵器と同じ古さを持つとも、また平安後期に常滑の陶工が来て始まったとされて いますが、決定的なところはまだわかっていません。ただ鎌倉時代後期ころから 特徴あるすぐれた作品が多く見られることから、このころから本格的に焼かれ始 めたのではと考えられています。横から見ますと胴が幾 つかに分けて継がれながら出来ている痕跡を見る事ができます。胴が側面で段を なしているように継ぎ目の角度が違って、遠くから見ると非常に力強い造形を楽 しませてくれます。 このように信楽には茶道の「侘び・寂び」の雰囲気があります。飛び出ている 長石、木節によって穴のあいた地肌。そ の素朴でいて力強い造形を持つ信楽は、これからも日本人を魅了して止まないやきものだと思います。口径 12.7cm 胴径 31.5cm 高さ 40cm状態:口縁にカケ(写真参照)
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > 美術品 > 陶芸 |
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