コレクションを少し減らそうと思い、出品いたしました。どなたかの生活の彩りになれば嬉しく思います。こちらは中国の宋(960-1279年)頃に焼成された影青(インチン)の瓜蔓紐蓋瓶 となります。サイズは10cm程と観賞用として棚や机へ展示しておくには最適です。デザインは瓜蔓を蓋にあしらった洗練された作域で、瓜蔓の蓋は定窯に起源を持つものです。定窯を踏襲したデザイン、全体の精緻な作りから鑑賞陶磁として貴族階級用に焼成されたことが窺われます。窯は典型的な影青の釉から景徳鎮であることが分かり、胎土の純白さもそれを裏付けます。高台足を釉で覆っている点から、北宋まで時代は遡るかもしれません。全体に灰を被っていることから炭窯であることが分かり、真贋も明らかです。尚、本品は、都内の著名な古美術商の方からお譲りいただいた由来を持ちます。コンディションとしましては、釜傷もほとんどなく、極めて良好です。こちらのお品は定窯のデザインを継承している珍しさ、貴族階級用の鑑賞品としての質も併せ持ちますので、宋代や景徳鎮の中国陶磁器へ関心のある方のよいコレクションになると思います。サイズは、h10.8*φ9.7-154g-1個2パーツ木箱入 です。※ 美術品の時代や作家、素材はこちらで100%保証できるものではありませんので、写真と実物にて最終的にご判断をしていただけますと幸いです※ コレクションを整理するにあたり、古物商の免許も取得いたしております
商品の情報
カテゴリー | その他 > アンティーク/コレクション > 工芸品 |
商品の状態 | やや傷や汚れあり |