幻と言われる幕末明治期兵庫県の窯がいくつかあります。東山焼、永世舎、白鷺焼、男山焼などですが、いずれも姫路に集中しています。明治後期には神戸にも陶磁器会社が設立されます。神陶会社です。その概要は未だ詳らかにされておりませんが、神戸陶磁器会社を意味したものと思われます。2017年に兵庫陶芸美術館が企画した「ひょうごの古陶めぐり」展にも数点が出品されたようですが、その製品は上述の明治期姫路の窯以上に希少と言えるのではないでしょうか。さて、出品の品は極めて珍しい神陶会社の花瓶です。しかも、陶磁器の画工ではなく、晴香という日本画家が絵付けをしています。さなきだに珍しいと言われる神陶会社の中でも、この大きさでこれほど上手の絵付けが施された花瓶を見つけることはほぼ不可能と言って良いでしょう。兵庫陶芸美術館でも神陶会社の収蔵品は花瓶一対だけです。大きさは、高さが24cm、幅が15cmです。ワレ、カケ、ヒビなどの瑕疵はありません。ほぼ未使用と言って良い保存状態の良さです。注: 私の出品写真と説明文をそのまま盗用して、格安で販売しますという詐欺サイトが最近いくつかあるようです。呉々も騙されないようにご注意下さいませ。私はオークションサイト以外には出品しておりません。
商品の情報
カテゴリー | その他 > アンティーク/コレクション > 工芸品 |
商品の状態 | 未使用に近い |