フランスアンティーク 純銀950 刻印あり 1850年代 キャンディスコップ

純銀950の1850年代制作、フランスアンティークのキャンディスコップです。

キャンディスコップとは、小さな砂糖菓子などをすくいとるための大きめのスプーンのことです。
こちらのお品も実際に当時お屋敷などで使われていたもののようです。
ボウル面に使用傷はありますが美観を損なうものではありません。

現代においてはサービング用スプーンとしてや、テーブルコーディネートの際ラグジュアリー感を添えるアイテムとしてご活用頂けるかなと思います。
持ち手にリボンなど結ばれてさりげなく置けばクリスマスシーズンには華やぎますね♪

ファーストミネルヴァ刻印あり
ファーストミネルヴァとは、純銀950製であることを当時フランスで証明した刻印の名称です。
六角形の中の女神ミネルヴァの額に数字の1が冠されたもので、ミネルヴァワンとも言います。

こちらのお品はボウル面と持ち手の両方ともにファーストミネルヴァの刻印があります。
お品の全てが純銀製であることの証明です。

工房マーク刻印あり
工房は、フィリップ・バーゼァ工房です。
菱形の中にフィリップのPとバーゼァのB、その真ん中に横向きの鳥の姿が描かれています。
この工房は1841年初期工房マークを登録し、フランスに誕生しました。
のちの1889年開催のパリ万博で金賞を受賞し、翌年には審査員を務めた巨匠アルフォンソ・デュ・ヴァンが、その若き身をこの工房に置いていました。
最終的に、彼がこの工房を引き継いでいます。
こちらの工房マークも、ボウル面・持ち手ともに刻まれています。
フランスは、英国のように製造年ごとにホールマークを分けていないため、アンティークの場合、この工房マークの変遷から制作年代を推定します。

刻印はいずれも極小で、ルーペ等でご確認頂くサイズ感です。

サイズ約寸
全長30㌢
（ボウル部分のみは縦15㌢、最大横幅5.5㌢）

重量
約116㌘

ボウル面に施された彫刻や持ち手の浮き彫りされた植物模様には、当時の職人の優れた技が光っています。

英国純銀925より更に銀純度の高い950ですので、白い輝きの逸品となっております。

現在貴金属価格相場高騰のためお値引きは不可とさせて頂きます。


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