超希少な柾目ハカランダを使用したYAMAHAのグランドコンサートシリーズの最初期のGC-7です。1970年製です。表板は色味は杉っぽいですが、スプルース(松)と思います。もちろん総単板です。YAMAHAのハカランダ使用総単板は今現在で新品を買うと180万円ですので、当出品ギターはYAMAHAの最高級ギターに興味がある方には、またとない機会かと思います。この時期はYAMAHAの技術はまだ未完成と思ってるいる方もいるかもしれませんが、実際にはラミレスの生産ラインを製造していたエドアルド・フェレールの指導に忠実に作られた完成された銘器となっています。後の1970年代後半の人気ハカランダモデルの、江崎氏や加藤氏によるGC-30A,Bシリーズがありますが、これらよりも最初期のGCシリーズのハカランダのほうが音のレベルが高いと評価する専門家もいます。(ちなみに1970年代後半は貨幣価値が下がっていますので、同じモデル名のGC-7はハカランダではなくなりローズウッド単板になりました)何より、木材の質が最初期のほうが高いと見えます。当出品ギターは、裏板は見た目が地味でふつうのローズウッドかのように見えますが、これはそうではなく超貴重な柾目ハカランダになります。ここまでの材は今現在では入手困難です。牛肉で例えるならば、派手な木目の板目ハカランダはカルビですが、柾目はシャトーブリアン、サーロインに相当します。1970年では、GC-7よりワンランク下のGC-5でさえ柾目のハカランダを使用していました。カタログ情報では、GC-5 は表板のみシェラック塗装で、GC-7は全面シェラックだそうです。また、GC-5よりも表板のクオリティも高いように見えます。当ギターの表板には、細かい交差杢がふんだんに入って目が詰まっており、粘り気のある材になっています。当出品ギターは、小傷はありますがビンテージ物としては非常に良い状態で、ネックも写真の通り大変コンディションが良いです。弦高は12フレットで1弦3.2mm程度、4弦4mmほどと標準的です。ナットとサドルは高級なものに交換してありますし、ペグもオリジナルなのによく回ります。こちらのギターは、すぐご希望の方がいらっしゃらない場合、出品を取り下げることもありますのでご了承下さい。
商品の情報
カテゴリー | おもちゃ・ホビー・グッズ > 楽器/器材 > アコースティックギター |
ブランド | ヤマハ |
商品の状態 | やや傷や汚れあり |