●江戸明治和本●〈男女教訓〉伊呂波歌絵鈔[〈児童教訓〉伊呂波歌]【判型】半紙本3巻3冊。縦226粍。【作者】下河辺拾水(行耿)画。講古堂(藤原長兵衛)序。南勢野叟跋。【年代等】安永4年1月刊。[京都]菊屋喜兵衛板。【備考】分類「往来物・教訓」。講古堂は伊勢山田の書肆。『〈男女教訓〉伊呂波歌絵鈔』は、半紙本3巻3冊、後に3巻合1冊、和歌(教訓歌)の第一音がイロハ…で始まるイロハ歌をそれぞれ3首ずつ掲げ、うち冒頭の1首を絵解きした絵本。種々の処世訓を説く。例えば、冒頭は「祈る身はよこしまならぬねがひこそ、神もあはれとうけたまふらん」の1首を上方に散らし書きにし、見開き1丁分の挿絵(老若男女の神社参拝風景)を掲げ、さらに左端にイ音で始まる教訓歌2首を2行書きにする。以下、種々の風俗画(大半が半丁の挿絵)を交えながら「イ」~「ス」までの教訓歌3首ずつを載せ、「京」(京といへは便(たより)うれしくおもはるゝ、難波の事のきかまほしさに)以下(「人」「一」~「十」「百」「千」「万」)は各1首ずつとなり、末尾に「手習の始も梅のさきかけて、いろはにゆづる難波津の歌」の1首で締め括る(合計157首)。挿絵には、一部中国風俗も含むが、ほとんどが日本の庶民風俗である。★原装・題簽付・概ね美本(上巻表紙やや汚れ)。稀書(全国に所蔵数カ所(国文学研究資料館DB))。◎この商品はメルカリ「和本倶楽部」と個人HP「往来物倶楽部」のみで販売しているものです。それ以外のショップは全て詐欺です。ご注意ください。
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